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高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症とは

高尿酸血症とは高尿酸血症は、血液中の尿酸濃度が上昇して正常範囲を超える病気です。尿酸は、体内でプリン体が分解されることで生成される物質で、通常は腎臓から排泄されます。しかし、尿酸が過剰に生成されたり、排泄が不十分だったりすると、血液中の尿酸濃度が上昇します。高尿酸血症は、痛風の発作を引き起こす他、放置すると腎臓結石や腎機能障害などの合併症に繋がる恐れがあります。


高尿酸血症は自覚症状がないことが多い?

高尿酸血症自体は、多くの場合で目立った症状は現れず、定期的な血液検査で発見されることが一般的です。しかし、尿酸値が非常に高いままの状態が長期間にわたると、痛風発作を誘発します。痛風発作は、親指の関節に突然の激しい痛み、腫れ、赤み、激しい痛みを伴います。さらに、腎結石や腎機能障害は、腰痛、尿に血が混じる、腫れなどの症状を引き起こす可能性があります。
そのため、痛風発作や他の合併症を防ぐためにも、症状がないうちから適切な治療と管理を行うことが大切です。
以下の症状でお悩みの方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。

  • 足の付け根の急な腫れや痛みにお悩みの方
  • 健康診断で尿酸値の異常を指摘された方
  • 高尿酸血症にご不安がある方

土日も診療
阪東橋駅(横浜市営地下鉄)から徒歩5分

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高尿酸血症の原因

高尿酸血症の原因高尿酸血症の主な原因としては、体内で尿酸が過剰に作られることや、腎臓から尿酸がうまく排泄されないことが考えられます。また、プリン体を多く含む食品(肉類や内臓類、酒類など)の過剰摂取、肥満、運動不足、ストレスも要因となります。
また、遺伝的要因や腎臓の病気、利尿薬など特定の薬の影響も関係しています。さらに、糖尿病や高血圧、肥満といった生活習慣病も高尿酸血症と高い関連性が認められています。


高尿酸血症の合併症

痛風関節炎

痛風は、血液中の尿酸値が異常に高くなることで起こります。尿酸は、体内でプリン体が分解される過程で作られる代謝産物で、通常は腎臓を通じて体外へ排出されます。しかし、プリン体が過剰に生成されたり、腎臓の排泄機能が十分に働かなかったりすると、尿酸が血中に蓄積されます。その結果、尿酸が結晶化し、関節に沈着して炎症を引き起こし、強烈な痛みや腫れの原因となります。
食生活は、痛風の発症に大きく関係しています。特に、肉や内臓類、酒類(中でもビール)を過剰に摂取すると、体内のプリン体の量が増加し、尿酸値が上昇します。さらに、肥満や運動不足、精神的なストレス、遺伝的な要因などもリスク要因となります。加えて、利尿薬などの特定の薬や病気が、尿酸の排出に悪影響を及ぼす場合もあります。こうした複数の要素が重なることで、痛風発作が引き起こされると考えられています。

慢性腎臓病

慢性腎臓病は、腎臓が正常に機能しなくなる病気です。初期段階では目立った症状はありませんが、進行すると、夜尿症、息切れ、疲労感、貧血、むくみなどの症状が現れます。
慢性腎臓病の進行を遅らせるには、基礎疾患の管理が重要です。特に、高血圧や糖尿病がある場合は、それらの治療を徹底することで腎機能の悪化を防ぐことができます。食事療法では、塩分やタンパク質の摂取制限が行われることが多く、腎臓への負担を減らすことが目的です。また、腎機能に応じて貧血や電解質異常に対する治療も検討します。定期的な血液・尿検査によって病状の進行を確認し、必要に応じて専門機関と連携した治療を行っていきます。

腎不全

腎不全とは、腎臓の機能が30%以下に低下した状態です。腎不全の治療では、残された腎機能を最大限に活かしながら、体内の老廃物や水分のバランスを保つことが目標となります。食事管理、血圧や血糖値のコントロールが基本ですが、進行すると人工透析や腎移植といった腎代替療法が必要になることもあります。その場合は専門的な治療が必要なため、当院が連携する高度医療機関をご紹介します。

尿路結石

尿路結石は、背中や脇腹に激しい痛みを引き起こします。その際の痛みは、強い苦痛を伴い、立ち上がれなくなるほど激しい場合もあります。
尿路結石の治療は、結石の大きさや位置によって異なります。比較的小さい結石であれば、水分を多く摂取しながら自然排石を目指す保存的治療が行われます。強い痛みがある場合は、鎮痛薬を用い、必要に応じて点滴などで対応します。自然排出が難しい場合や感染を伴う場合には、体外衝撃波砕石術(ESWL)や内視鏡による手術などの専門的な治療が検討されます。専門的な治療が必要と判断した場合は、当院が連携する高度医療機関をご紹介します。

生活習慣病

高尿酸血症は、生活習慣病(糖尿病や高血圧、メタボリックシンドロームなど)を合併して発症しやすい傾向があるとされています。
高尿酸血症を伴う生活習慣病の治療では、まず基礎疾患(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の適切な管理が欠かせません。尿酸値のコントロールには、必要に応じて尿酸降下薬を使用しますが、治療の根本には食事の見直しや体重管理、禁酒・禁煙といった生活習慣の見直しが重要です。


高尿酸血症の検査

高尿酸血症の検査高尿酸血症は、痛風発作以外の症状がないため、診断は血液検査や尿検査によって行います。発作中は、症状を正確に評価できない場合があるため、症状が治まった後に検査を行います。
血液検査では、血液中の尿酸値を測定し、7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と診断します。尿検査では、尿酸の排泄が不十分でないか、尿酸の生成が増加していないかを確認します。


高尿酸血症の治療

食事療法

日常生活では、肉類や魚介類の過剰摂取を避けましょう。
酒類や食事から400mg以上のプリン体を摂取しないように注意してください。また、脱水症状を予防するために、お茶や水をたくさん飲むことも大切です。
さらに、炭水化物などの糖質を過度に制限すると、魚や肉の摂取量が増え、尿酸値が上昇する原因となることがあります。過度な糖質制限は避け、脂肪、タンパク質、炭水化物、野菜をバランスよく摂取するように心がけましょう。

プリン体が多い食べ物

レバー

鶏レバー、豚レバー、牛レバーなどはプリン体を多く含むため、摂取を避けてください。 

干物

干しシイタケ、煮干し、アンチョビ、マイワシなどの干物類はプリン体を多く含むため、摂取を控えてください。 

魚介・甲殻類

イワシ、サンマ、カツオ、タチウオなどの魚類、エビなどの甲殻類はプリン体を多く含むため、摂取量に注意してください。

白子

イサキ白子やフグの白子など、魚の精巣はプリン体を多く含むため、避けた方が良いでしょう。 

あんこう

あんこうの肝臓はプリン体を多く含むため、適量に抑えるようにしましょう。 

一部の健康食品

DNA/RNA、ビール酵母、クロレラ、スピルリナ、ローヤルゼリーなど、プリン体が高濃度に含まれる健康補助食品も避けた方が良いでしょう。

アルコール飲料

アルコール飲料(特にビール)はプリン体を非常に多く含み、尿酸値を急激に上昇させる可能性があります。

砂糖入り清涼飲料水

砂糖や果糖を多く含む清涼飲料水は、尿酸の生成を促進し、痛風発作の発症リスクを高める要因となります。

運動療法

適度な運動は、肥満の予防や生活習慣の改善に役立ちますが、高尿酸血症の方は、短時間の激しい運動は尿酸値を上昇させるため、避けたほうが良いでしょう。
運動療法には、サイクリング、ジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動がお勧めです。目安としては会話ができる程度の運動が推奨されます。

薬物療法

薬物療法では、尿酸の生成を抑制し、排泄を促進する薬を使用します。痛風発作時には、非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)が炎症を軽減するために使用します。
高尿酸血症は、治癒が非常に難しい病気です。薬で血清尿酸値は正常化しますが、服用を止めると2週間程度で元の値に戻ってしまいます。長期間治療を怠ると、尿酸の結晶が沈着するなどの合併症を起こすことがあります。そのため、根気よく薬を飲み続けることが重要です。


お問い合わせ

高尿酸血症の診断や治療はもちろん、健康診断で尿酸値を指摘された方、痛風発作や尿路結石の経験がある方もまずは、お気軽にご相談ください。

監修・執筆:福田浩之

役職 横浜橋クリニック院長
所有資格 日本内科学会認定医/日本消化器病学会専門医/日本超音波医学会専門医/難病指定医/身体障害者福祉法第15条に基づく指定医師
所属学会 日本内科学会/日本消化器病学会/日本肝臓学会/日本超音波医学会/日本画像医学会

高尿酸血症・痛風の診断・治療なら 横浜市南区阪東橋駅近くの当院へご相談ください。

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路線図マップ

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当院は横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」が最寄り駅で、横浜市南区にある横浜橋商店街の中にある内科クリニックです。
当院は阪東橋駅から徒歩5分の場所に位置しているため、同じブルーラインの沿線上にある高島町や桜木町、関内、伊勢佐木長者町、吉野町、蒔田、弘明寺などからも患者様にご来院いただいております。
また、京浜急行線の黄金町や南太田、日ノ出町、井土ヶ谷などからもご来院をいただいている他、バスで磯子や丸山町などからもアクセスがしやすい立地にあります。
当院では高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病をはじめとして、肝臓専門医による脂肪肝、肝機能障害などの診断・治療、胃カメラ検査を用いた消化器疾患の治療も行っております。
健康診断で異常を指摘された場合や、消化器などに異変を感じた場合には阪東橋駅近くの当院にご相談ください。