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C型肝炎

C型肝炎とは

C型肝炎とはC型肝炎とは、C型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝炎のことです。
肝炎になるとまずは急性肝炎となり、その後、治癒しなかったものが慢性肝炎として残ります。
肝炎になると肝臓の細胞が死滅し、肝臓の機能である解毒作用、アルコールの分解が果たされなくなってしまう他、進行すると肝硬変や肝臓がんにもなってしまう可能性があります。
そのため、思い当たる症状がある場合には、早急に医療機関に相談することが重要です。


このような症状がある方はご相談ください

肝臓は、肝炎などの自覚症状がほとんど現れないことから、別名「沈黙の臓器」とも呼ばれています。そのため、気づかないうちに肝がんに進行してしまうことがあります。病気の進行の速さは人によって様々で、進行すればするほど治療が困難になります。以下の症状が見られる方は、できるだけ早く当院にご相談ください。

  • 最近身体がだるいと感じる
  • 吐き気がする
  • 食欲がない
  • 皮膚や眼球の白い部分が黄色く変色している

など


C型肝炎の原因

血液感染

注射器の使い回しや、血液が付いた道具(剃刀、歯ブラシ、タトゥーなどの針)を共用した場合の感染があります。現在の肝炎の感染経路のほとんどは、この血液感染になります。

母子感染

C型肝炎ウイルスに感染している母親からの出生時の感染もありましたが、現在では母子感染の予防対策がされているためほとんどありません。


C型肝炎の合併症 

肝硬変

線維症は、肝臓の瘢痕化の第一段階です。瘢痕組織が蓄積して肝臓の大部分を占めると、より深刻な病気である肝硬変になります。肝硬変は飲酒による肝臓病だと考えている方が多いですが、肝臓の損傷が長期化すると、瘢痕組織の形成に繋がります。柔らかい健康な組織が硬い瘢痕組織に置き換わると、肝臓は正常に機能しなくなるか、まったく機能しなくなります。肝臓の損傷が肝硬変に至るまでの期間は約30年とされています。
初期症状が出にくいものの、進行すると倦怠感、体重減少、吐き気、腹痛、かゆみ、黄疸などが現れます。重症化すると腹水や認知機能低下を伴うこともあります。肝硬変は元に戻せませんが、原因となる病気の治療により改善が可能です。

肝臓癌

他の臓器と同様、肝臓にもがんが発生する可能性があります。がんが発生すると、肝臓の一部の細胞が通常よりも早く再生し始め、腫瘍などの問題を引き起こします。C型肝炎の患者様は、肝硬変を発症すると肝がんのリスクが高まります。そのため、何らかの検査によって肝硬変の有無を確認することが重要です。肝硬変の患者様は、初期段階では症状が見られず、体調に異常がない場合もありますので、ご注意ください。

肝不全

肝臓が著しく損傷した進行性肝疾患をお持ちの場合、肝臓が機能しなくなることがあります。症状としては、皮膚や目が黄色く変色したり、脚や腹部に体液が貯留したり、胃や食道からの出血、意識障害などが見られることがあります。この段階では、肝移植を検討することがあります。
治療せず放置した場合、慢性C型肝炎は重篤化することがあります。しかし、医療の進歩により、近年では治療期間が短縮され、耐性が低下し、治療の効果がより高くなりました。


C型肝炎とHIVの混合感染とは

HCV(C型肝炎ウイルス)とHIV(ヒト免疫不全ウイルス)は共に、血液や体液を介して感染するウイルスであり、注射針の共有や輸血、性的接触などによって広がります。感染経路が同じであるため、両方のウイルスに同時に感染(重複感染)している場合も多いです。HIVに感染すると免疫力が低下し、C型肝炎ウイルスによる肝障害が悪化しやすくなるため、肝炎の進行を早め、肝硬変や肝がんなど重篤な病気の発症リスクが高まることがわかっています。そのため、HIV感染者の方はC型肝炎検査を、C型肝炎感染者の方はHIV検査を受けることを推奨しています。現在ではいずれのウイルスにも有効な治療法があり、早期診断と適切な治療により、重篤な肝疾患を防ぎ、健康的な生活を送ることが可能になっています。


C型肝炎の検査

C型肝炎の検査C型肝炎にかかっているかどうかを診断するために検査を実施します。
まずは血液中にHCVウイルスに対する抗体が存在しているのかどうかの抗体検査をします。
抗体が存在していると、感染経験があるということになりますので、現在の感染状況を明確にするために、HCV-RNA検査などによって、現在HCVウイルスが体内にいるかどうかの検査を行います。
また、肝臓の構造や状態を調べるためにエコー検査を行い、肝硬変や肝炎が発生していないかどうかを調べます。


C型肝炎の治療

B型肝炎ウイルスとは異なり、C型肝炎ウイルスは完全に排除することができます。
そのため、C型肝炎の治療は、ウイルスを排除し、肝機能の悪化を予防することを目標としています。

薬物療法

インターフェロンフリー療法(注射薬)

インターフェロンフリー療法では、C型肝炎ウイルスを排除するために、抗ウイルス薬を用いて治療を行います。現在、C型肝炎ウイルスの治療薬は急速に進化しており、ウイルスの完全除去に近い効果が期待できます。


C型肝炎の予防

C型肝炎ウイルスは変異性が高いため、ワクチンの開発が極めて困難とされています。
また、針刺し事故や注射器の再使用には十分注意してください。
C型肝炎ウイルスが排除された場合でも、慢性肝炎や肝硬変によって肝臓に受けた損傷は残ります。この損傷は、肝がんに繋がる可能性があります。
C型肝炎の治療が完了した後も、肝がんの定期検査を継続することが重要です。


お問い合わせ

C型肝炎は早期の治療が重要です。
放置しておくと肝臓がんなど重大な病気に繋がる可能性もありますので、思い当たる症状がある場合には医療機関を受診するようにしてください。

監修・執筆:福田浩之

役職 横浜橋クリニック院長
所有資格 日本内科学会認定医/日本消化器病学会専門医/日本超音波医学会専門医/難病指定医/身体障害者福祉法第15条に基づく指定医師
所属学会 日本内科学会/日本消化器病学会/日本肝臓学会/日本超音波医学会/日本画像医学会

C型肝炎の診断・治療なら 横浜市南区阪東橋駅近くの当院へご相談ください。


路線図マップ

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当院は横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」が最寄り駅で、横浜市南区にある横浜橋商店街の中にある内科クリニックです。
当院は阪東橋駅から徒歩5分の場所に位置しているため、同じブルーラインの沿線上にある高島町や桜木町、関内、伊勢佐木長者町、吉野町、蒔田、弘明寺などからも患者様にご来院いただいております。
また、京浜急行線の黄金町や南太田、日ノ出町、井土ヶ谷などからもご来院をいただいている他、バスで磯子や丸山町などからもアクセスがしやすい立地にあります。
当院では高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病をはじめとして、肝臓専門医による脂肪肝、肝機能障害などの診断・治療、胃カメラ検査を用いた消化器疾患の治療も行っております。
健康診断で異常を指摘された場合や、消化器などに異変を感じた場合には阪東橋駅近くの当院にご相談ください。