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肝機能障害

肝機能障害とは

肝機能障害とは肝機能障害とは、肝臓の機能が低下し、正常に働かなくなる病気です。
肝臓には主に体内の代謝、解毒、貯蔵、合成といった機能が備わっています。


このようなお悩みがある方はご相談ください

  • 健康診断で肝機能の異常を指摘された
  • 身体がだるい、重いと感じる
  • 最近食欲がない
  • からだがむくんでいると感じる

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれるように、初期段階では目立った症状が現れないことが多く、病状がかなり進行してから初めてその存在に気付く場合も珍しくありません。
しかし、適切な検査や治療を受けずに放置すると、肝硬変や肝がんなど、生命に関わる重篤な病気に繋がる恐れがあります。
そのため、肝臓の病気は特に早期発見・早期治療が重要とされています。定期的に検査を受け、常に肝臓の状態を把握しておくことが大切です。
また、健康診断で異常が指摘された場合は、放置せずにさらに精密な検査を受けることが重要です(AST (GOT)、ALT (GPT)、γ-GTPなど)。
当院では、血液検査や腹部エコー検査(肝臓エコー)による詳細な検査を行い、正確な診断を行っています。
早期発見、早期治療により、肝臓の病気の予防に繋がりますので、異常を指摘された方や、検査結果が気になる方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
また、現在治療中の方で、今の治療にご不安をお持ちの方も、どうぞお気軽にご連絡ください。

土日も診療
阪東橋駅(横浜市営地下鉄)から徒歩5分

Web予約

 


肝臓の役割(機能)

代謝

肝臓は、体内に取り込んだ栄養素をエネルギーとして使用しやすい形に貯蔵し、必要なタイミングで使用する機能があります。
これは「代謝」と呼ばれ、糖質・脂質・タンパク質において主にこの役割を果たします。

解毒

肝臓は、体内に入る有害物質を解毒する重要な機能を持っています。
この機能は、体内の健康を保つために不可欠で、主にはアルコールや薬物、金属や農薬などの毒素の分解を担っています。

貯蔵

肝臓は、体内で必要な栄養素やエネルギーを貯蔵する機能を持ち、身体が必要とする時にそれらを供給します。
貯蔵する物質には、エネルギー源となるグルコースや脂肪の他、ビタミンやミネラル類も含まれます。

合成

肝臓は多くの重要な物質を合成し、これにより身体の様々な機能をサポートします。
ホルモンや胆汁の生成も、肝臓が成分を合成することによって分泌されています。


肝機能障害のリスクとは

特に以下に当てはまる方は、肝機能障害のリスクが高いと考えられます。

  • お酒をたくさん飲む方、毎日飲む方
  • 肥満気味の方、お腹周りが気になる方
  • 糖尿病と診断されている方、血糖値が高い方
  • 健康診断で「肝機能の数値が高い」と指摘された方
  • B型肝炎C型肝炎のウイルスに感染している方
  • ご家族に肝臓の病気(肝炎、肝硬変など)の方がいる方
  • 特定の薬を長期間服用している方
  • 強い疲労感やだるさが続く、食欲がない、といった体調の変化が気になる方

肝機能障害の原因

肝機能障害は、様々な要因によって引き起こされる可能性がありますが、主には下記のような原因が挙げられます。

ウイルス感染

B型肝炎ウイルス(HBV)やC型肝炎ウイルス(HCV)などのウイルス感染は、肝細胞に炎症を引き起こし、肝機能障害をもたらします。
これらのウイルス性肝炎は、慢性化しやすく、肝硬変や肝がんのリスクを高めます。

脂肪性肝疾患(SLD)

脂肪性肝疾患とは、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積した状態で、一般的には「脂肪肝」とも呼ばれます。肝臓は脂質の合成や代謝を担う重要な臓器ですが、摂取カロリーが過剰になったり、インスリン抵抗性などの代謝異常があると、脂肪の蓄積が進み脂肪肝が引き起こされます。

薬剤性肝障害

薬剤の一部は、肝臓に対して有害な影響を及ぼすことがあります。
これによって引き起こされるのが薬剤性肝障害です。
処方薬やサプリメント、漢方薬などが原因となるものには様々なものがありますので、少しでも異変や違和感を感じた場合は、医療機関にご相談ください。

自己免疫性疾患

通常、体内に混入した異物を排除するために働く免疫系ですが、これが誤って肝細胞を攻撃することがあります。
これによって肝臓に炎症が起こると、自己免疫性肝炎と呼ばれます。
原因は明確には分かっていませんが、検査によって気が付くことができる病気でもあるため、定期的な健康診断の受診が大切です。


肝機能障害の合併症

肝機能障害は、放置すると様々なリスクや関連疾患を引き起こす可能性があります。

肝硬変

肝臓の慢性的な炎症により、肝細胞が破壊・再生を繰り返すことで、徐々に線維化が進み、肝臓の正常な細胞構造が破壊されます。
肝硬変は、その重症度により「代償期」と「非代償期」に分類されます。
「代償期」とは、肝機能はどうにか保たれており、症状が現れないことが多いです。「非代償期」とは、肝機能が代償できないほど悪化している状態です。
主な原因は、ウイルス性、アルコール性、非アルコール性、自己免疫性などによる長期にわたる炎症です。
さらに進行すると肝がんに進行するリスクが高まり、重症化すると肝不全(肝機能が低下し、肝臓が機能しなくなる状態)に陥り、命の危険もあります。合併症も様々あるため治療も困難になります。

肝不全

肝臓に何らかの異常が生じ、正常な働きが損なわれている状態を「肝障害」と言います。肝臓の病気は、初期には自覚症状が出にくい臓器であることから、「沈黙の臓器」とも表現されます。そのため、健康診断や人間ドックで肝機能の異常を指摘されて初めて病気に気づく場合が多くあります。
肝臓の炎症が進行すると、体全体の倦怠感や、皮膚や白目が黄色くなる黄疸、かゆみ、身体のむくみといった症状が現れてきます。こうした肝機能の低下を引き起こす要因には、ウイルス感染、薬の副作用、過度の飲酒、免疫異常、肥満、過労などが含まれます。
原因が何であれ、肝臓の病変が長期化すると、やがて肝硬変や肝不全へと進み、肝臓が本来の機能を失ってしまう恐れがあります。そのため、たとえ自覚症状がなくても、早い段階から的確な治療を開始し、病気の進行を抑えることが重要です。

肝がん

肝機能障害が進行すると、肝細胞がんのリスクが高まります。
肝臓は症状が出にくい臓器のため、症状がなかなか現れずにこの状態まで症状が進行してしまうこともあります。
生死に関わる場合もありますので、肝臓の異常を指摘された場合には、放置をせずに必ずお近くの医療機関へご相談ください。


肝機能障害の検査

肝機能障害を診断するためには、いくつかの検査があります。

腹部エコー検査(肝臓エコー)

肝機能障害の検査お腹に超音波を当て、肝臓の形や脂肪の状態を確認します。
これによって肝機能の状態や肝障害の進行具合などを観察します。
検査時間は5~10分程です。
超音波を利用した検査のため、被ばくの心配もなく、体への負担が少ない検査です。特に痛みもございません。

血液検査

肝機能障害が疑われる場合、血液検査でAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどの酵素が高値を示すことがあります。これらは肝細胞に炎症や障害がある際に上昇する指標です。加えて、ビリルビンやアルブミンの数値も、肝臓の機能を総合的に評価する際に重要になります。

肝酵素測定

ALTやASTの値を測定します。これらの酵素は肝細胞の損傷によって血中に放出される物です。
そのため、肝機能障害によって肝臓が傷ついている場合には、基準値よりも高い数値が出る傾向にあり、肝機能障害の指標となっています。

ビリルビン測定

ビリルビンは、肝臓で処理される赤血球の分解産物です。
ビリルビンの濃度が高い場合には、肝臓での処理が追いついていないことになるため、肝機能障害が疑われます。

アルブミン測定

アルブミンは、肝臓で合成されるタンパク質のことです。
その値が低下している場合は、肝臓でのタンパク質の合成が機能していないことになるため、肝機能障害が疑われます。


肝機能障害の治療

肝機能障害は、その原因によって治療法も異なります。
脂肪肝や肝炎などの病気が肝硬変や肝がんに進行するのを防ぐため、適切な治療を受けることが重要です。

薬物療法

インターフェロン療法

ウイルス性肝炎では、インターフェロンによる抗ウイルス治療が主な治療法です。インターフェロンとは、肝炎患者様の体内に直接作用して、ウイルスを排除する物質の生成を刺激したり、免疫反応を高めたりする注射薬です。単独あるいは他の経口薬と併用して使用します。

食習慣の改善

生活習慣の改善も、肝機能障害の治療において重要です。
食事では、以下の点に留意してください。

  • 野菜をたっぷり摂る
  • 脂肪分の多い食べ物を減らす
  • 良質のタンパク質を摂る
  • 主食、主菜、副菜のバランスの良い食事を摂る

定期的に運動をする

1日30分ほどのウォーキングをはじめとした無理のない運動も、健康維持には欠かせません。身体を動かすことで脂肪の代謝が活性化され、減量効果も見込まれます。
さらに、筋肉は体内のアンモニア代謝をサポートする役割を担っているため、運動によって筋肉量を維持・増やすことは、肝機能の向上にも良い影響を与えるとされています。

禁酒する

禁酒する飲酒を控える必要があります。週に2日以上は「休肝日」を設け、飲酒をせずに肝臓を休めることが重要です。


お問い合わせ

肝臓は人間の身体において非常に重要な役割を担っている臓器です。
症状は現れにくいですが、定期的な健康診断の受診によって肝臓の異変を察知することができます。
異常を指摘されたら医療機関を必ずご受診ください。

監修・執筆:福田浩之

役職 横浜橋クリニック院長
所有資格 日本内科学会認定医/日本消化器病学会専門医/日本超音波医学会専門医/難病指定医/身体障害者福祉法第15条に基づく指定医師
所属学会 日本内科学会/日本消化器病学会/日本肝臓学会/日本超音波医学会/日本画像医学会

肝機能障害の診断・治療なら 横浜市南区阪東橋駅近くの当院へご相談ください。

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路線図マップ

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当院は横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」が最寄り駅で、横浜市南区にある横浜橋商店街の中にある内科クリニックです。
当院は阪東橋駅から徒歩5分の場所に位置しているため、同じブルーラインの沿線上にある高島町や桜木町、関内、伊勢佐木長者町、吉野町、蒔田、弘明寺などからも患者様にご来院いただいております。
また、京浜急行線の黄金町や南太田、日ノ出町、井土ヶ谷などからもご来院をいただいている他、バスで磯子や丸山町などからもアクセスがしやすい立地にあります。
当院では高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病をはじめとして、肝臓専門医による脂肪肝、肝機能障害などの診断・治療、胃カメラ検査を用いた消化器疾患の治療も行っております。
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